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Dear フランキー

#43名前:SAPP時刻:2007-10-19 17:03:16返信

監督:ショーナ・オーバック
出演:エミリー・モーティマ、ジャック・マケルホーン、ジェラード・バトラー

【ストーリー】
フランキーは耳に障害を持つ、9歳の男の子。母と祖母との3人暮らしだが、この一家、何故か引越しを繰り返し転々としている。彼の唯一の楽しみは、船乗りの父親との手紙のやりとりだが、この手紙、本当は母親のリジーが父のふりをして書き続けていたのだ。
ある日、リジーが手紙の中で『自分の船』として当てずっぽうに書いた名前の船が、実際に彼らの町に寄港する事になる。お父さんに会えると喜ぶフランキーを見て、リジーは見ず知らずの男にお金を払って【父の代役】を頼む。
初対面にもかかわらず(フランキーに父の記憶はない)、意気投合して楽しい時を過ごす二人。海辺で石を拾い、【水切り】をする(ヘタクソで全然出来ない)息子に、平たい石を拾ってやり、やり方を教える【父】。その石を投げたフリをしながら、そっとポケットに入れるフランキーが愛しい!一日だけの約束が2日に伸び、2日目は、リジーも交えて3人でのデート・・・帰り道、リジーは【夫】に、彼女が本当の夫の元から、フランキーを連れて逃げ出したこと、フランキーの難聴も夫の暴力が原因だという事、10年近く、夫にみつからないように逃げ回っている事を告げる。
一方で、リジーは、元夫が病の床にあり、フランキーに会いたがっている事を新聞で知る。一人で夫に会いに出かけたリジーに、DV夫は謝りながらも、彼女がフランキーを連れてくるつもりが無いことを知ると、激高して怒鳴りつける。変わっていない夫に怒り、震えながら帰ったリジーだが、死期の近い彼の為に思い悩み、フランキーにお父さんが重い病気だと告げる。フランキーは【お父さん】にこの前一緒に行った水族館の【たつのおとしご】の絵と手紙を書き、リジーは彼の写真を添えて、それを夫に届ける。
夫は安らかに旅立ち、リジーももう、逃げ回る必要がなくなった。だがそれは同時に、もう二度と【代役夫】とも会えない事を意味していた。もうフランキーの父は死んだのだから。
いつものように郵便局に立ち寄ったリジー。フランキーと父との手紙は、ここの私書箱に届けられていたのだが、父が死んだ今、もう手紙はあるはずがない。だが、郵便局員は、リジーに一通の封書を渡す。それはフランキーから【父】への手紙。
手紙には、この前もらった本の御礼、学校でのことが細かに綴られていて、最後に、「僕の本当のお父さんは病気だったんだ。ママは言わなかったけど僕は知ってた。先週死んだんだよ。・・ママの悲しみは時が癒してくれる。それに僕がついてるからね・・・又会えるよね。親友のフランキーより」とあった。
フランキーは全てを知っていた!?やられた~~~!!号(┳◇┳)泣
ああ、それでつじつまが合う。あれもこれも。
あんなに賢い子が、(代理パパが指摘したように)お父さんからの手紙の消印が、国内だという事に気づかないわけがない。2日目のデートに出かける前に、丁寧にお化粧する母を見つめるまなざしや、ママが【パパ】と恥じらいながら踊る姿を見つめる彼の様子は、何か意味深だった。もしかしたら、2日目のデートは自分の為じゃなくて、【パパ】とママの為に彼が仕組んだんじゃないか?普段は決して声を出さないフランキーが、父との別れ際、振り絞るように「又会える?」と口に出したのも、自分の為だけじゃなくて、ママの事を考えてたんだじゃないか・・?etc.一気の想像が広がった。
必死で息子を守り、支えていたリジー。でも、手紙で支えられていたのは、ママの方だった。何て優しくて、何て賢い子!
フランキーだけじゃない。みんな優しい。隣のカフェのマリー。リジーのお気に入りの歌を歌ってくれた、マリーのボーイフレンド。とんでもないバカ弟だけど、安らかに死なせてやりたい一心でリジーを探したお義姉さん。娘に早く安心して暮らして欲しくて、毎日、新聞の死亡記事欄に元夫の名前を探してたお祖母ちゃん。(^m^)ププッ そして誰よりも、ジェラード・バトラーの代役父。優しいだけじゃなく、懐が深くて、察しが良くて、シブくて、カッコ良くて!苦し紛れに探した代役があんなにイケてたら、そりゃあモウケもんだよなぁ~!しかも、彼が実はカフェのマリーの弟だったってオチ。いいねぇ~♪
最後にフランキーが、【パパの石】で、上手に水切りをしてみせるシーンも良かった!大事にしていたあの石を海に投げたって事は、ママにあの手紙を書いた事で、【親友パパ】とも再会出来るって事を彼が確信したって事。これから先、ママにも明るい未来があるかも・・っていう暗示のハッピーエンドと私は見ました。(*^^*)

Re:Dear フランキー

#44名前:カレン時刻:2007-10-22 17:49:02返信

いや~、SAPPちゃんのコメントを読んで、賢いフランキー君にまたまた号(┳◇┳)泣してしまったよ~、Σ(T▽T;) ぐわわぁぁ~ん!
何もかもSAPPちゃんが書いてくれた通り!さすが、完璧な解説だー\(^▽^)/ 
この映画は母と子の愛情物語なんだけど、素敵なママだよね。私は真面目な彼女の生き方がとっても好き。お婆ちゃんがもう嘘の手紙はやめたら?って言うけど、手紙はフランキーの為だけじゃなくて、フランキーの心の声を聞きたい自分自身の為だったって気持ちがすごーくよく分かるよね。この一見不真面目そうなお婆ちゃんが同居してるもの良かった、母子2人暮らしなら切な過ぎる。そして、お婆ちゃんもやっぱり母、リジーを探してます!の新聞記事を隠したり、娘が一晩帰らず心配して怒ったシーンも良かった。お婆ちゃんだけじゃない、登場人物はシンプルながら全員が必要不可欠の味を出していた。例えば、リッキーの他に女の子のお友達、ママのクローゼットに秘密が・・・なんて、いかにもオシャマで良かった。でも一番はカフェのマリーの存在だよね!世の中捨てたもんじゃないと思わせてくれる、そんな人。他の土地から越してきた見ず知らずの人にどうして彼女はあんなによくしてあげるの~?って不思議なくらい良い人だった。私が思うには、一目見て不器用な弟のお嫁さんにイイ!と思ったからじゃないかな?もちろん、そんな弟も一目でリジーに惚れたからこそ、あの大役を引き受けたに違いない!初めて会った時、フランキーの写真とリジーの2人の目を見比べていた時に一瞬で惚れたぞ、と思った!あの2人はあの後、絶対にデキるよ。SAPPちゃん【ハッピーエンドと私は見ました。(*^^*) 】←全面的に私も同感だよー!リジーも、元夫にハッキリ「水切り石を教えてくれる別の父親がいる・・」って言ったしね!
手紙のやりとり・切手集め・・・・それを缶々に仕舞って置く、昔を思わせる素朴なシーンがとても好き!石投げ、代理パパが船乗りに装って船から手を振って見せるシーン、熱帯魚を眺めるシーン、カフェのパフェのスプーン追加のシーン、フィッシュ抜きのチップス・・・・「野菜嫌いのベジタリアン」だっけ?いいね♪そしてリジーが息子のフランキーを代理パパが船で連れて行っちゃうんじゃないかと心配して尾行するシーンも!お気に入りがたっくさんだったよ!でもでも、私がいっちばん感激したのは、ジェラード・バトラー(初めて見た俳優さんです)が登場した瞬間だった!カッコイイ~~!って叫んだ!日本で言えば健さん風、不器用なんですけど・・・って感じが演技のどこかにあって、ああ、とってもたまらない~。ホント、モウケもんだよねっ!とかなんとか言っても、やっぱりこれは母と子の物語で、フランキーの最後の手紙に全ての感動がぎっしり詰まっていた。「僕がついてるからね」これには泣かされたよね~~!優しい母の深い愛と心温かい人たちとの触れ合いで、フランキーは心優しく立派な青年に成長する!って確信した。
宗ちゃん、やっぱり妖怪の勘は鋭い!私はこんな地味でグッと心に沁みる映画が大好きだよ。
有名でもないこのタイトルの映画をよく観て教えてくれたね~!びっくり感謝~!
SAPPちゃんの完璧なコメントで再び感動して、私も2度のモウケもんでした( ̄ー ̄)ニヤリッ

不都合な真実

#41名前:SAPP時刻:2007-09-26 11:52:37返信

監督:デイビス・グッゲンハイム
出演:アル・ゴア
2006年 アメリカ

【ストーリー】
アメリカで公開されるやいなや、ドキュメンタリー映画史上に残る記録的大ヒットとなった話題作。アメリカの元副大統領アル・ゴアが、温暖化へと突き進む地球を憂い、温暖化によって引き起こされる数々の問題を説く。

【コメント】
SAPP:★★★★★
これは、映画を見た、と言うより、ゴアさんの講演会に行ったという感じのドキュメンタリー。【地球温暖化】ってよく言われてるし、漠然とは気にしてる事だけど、こうやってデータを示されて説明されると、俄然現実味を帯びてくる。一口に【温暖化】【環境破壊】と言っても、こんなに色んな原因と、色んな結果があるということを目の前につきつけられると、背筋が寒くなる。もちろん、ここで言われている事を100%鵜呑みにしていいかどうかはわからないけど。データって【読み方】によって、どうにでも利用出来るからね~。
私がこのDVDを見て一番感銘を受けたのは、その内容もさることながら、アル・ゴアという人の行動力と説得力。日本には、こんな政治家いないよなぁ~・・と情けなくなった。政治家が動かないのなら、民衆を動かす、の信念の元に1000回の講演(今はそれ以上だろうけど)をこなす。深刻なテーマをユーモアを交えながら(会場に登場した時の「一瞬アメリカ大統領になったアル・ゴアです。」の自己紹介には爆笑。)、分かりやすく、根気よく、繰り返し話し続ける。凄いなぁ。ゴアさんがお金持ちでよかった。(笑)じゃなきゃ、あんな事、やりたくても出来ないもんな。
もし、ブッシュじゃなくてゴアさんが大統領になってたら、アメリカは、世界は、少し違ってたのかな?とか、あの微妙な、ブッシュ逆転勝利の影には、実はこういう思想を持つゴアさんの足を引っ張るやつらの思惑がからんでたんじゃないのかな?なんて事まで想像してしまった。
それにしても、地球の環境破壊問題は、本当にヤバい所まで来てるんだね。この夏の日本各地の暑さといい、この前のギリシャの火災(まだ鎮火してない?)といい、地球の危機が少しずつ形を現してきてるような気がして不気味。でもね・・こういう映像を見ると、すごく考えさせられるし、勉強になるし、『何とかしなくちゃいけない。』って心から思うけど、でも実際には多分、私は何もしないって事を考えると恐ろしくなる。何をしていいのかわからない、っていうのが一応の言い訳だけど、本当はそうじゃない。やっぱりどこかでまだ、【他人事】の気がしてるからだよな。自分の家の前にゴミ焼却炉が立つのなら、人はすぐ動くけど、こういう事には動かない・・これが一番怖い事なのかもしれない。そう思いました。

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